最近暑くなってきたせいか、虫を見る機会もだいぶ増えてきました。
蚊ももう飛んでいたりするので、そろそろ殺虫剤なんかも用意しておきたいですよね。
しかしカブトムシやクワガタを飼っているおうちは注意が必要です。
カブトムシやクワガタも「虫」。
殺虫剤、効きます。
玄関を開けていたら虫が入り込んできて、殺虫剤をまいたら飼っているコクワガタがひっくり返ってしまった…
我が家では実際にあったことです…。
コクワガタのオスとメス1匹ずついますが、2匹ともひっくり返ってしまっていました。
一週間弱の間、戻しても戻してもずっとひっくり返ってしまっていたので、正直もうダメかと思いましたが、なんとコクワガタたちは奇跡の復活!
今でも元気に生きています。
そんなことをするのはうちだけだと旦那に言われましたが、もしもの時の参考になればと思い、今回はコクワガタに誤って殺虫剤をかけてしまったときの対処法をまとめました。
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コクワガタに殺虫剤をかけてしまったときの対策と対処方法は!?
我が家にはコクワガタのクワ夫(オス)とクワ子(メス)がおり、玄関の下駄箱の上にドンと置かれたプラケースの中で飼われています。
だんだん暑くなってきて、蚊などの虫を見る機会も増えてきたある日。
大きな蚊みたいな虫が玄関から入り込んできたので、虫が苦手な私は若干パニックになりながら殺虫剤をまき虫を退治しました。
その数日後、何気なくコクワガタたちを見てみると2匹ともひっくり返っている!!!!
なんでだ!?!?
あ…!
あの時の殺虫剤!?!?
そうです。
殺虫剤をまいたあの時、私はクワ夫やクワ子のことをすっかり失念していたのです…。
アース おすだけノーマットスプレーでコクワガタたちがひっくり返る
私が使ってしまった殺虫剤は「アース おすだけノーマットスプレー」
このスプレーを玄関でまき散らしてしまったのです。
数日後、何気なくコクワガタたちのプラケースを覗いてみると、2匹ともひっくり返ってしまっていました。
その時はもうダメになってしまったのかと焦りましたが、よく見てみると2匹ともわずかに動いている!
とりあえず、ひっくり返っている体を元に戻すことにしましたが、戻しても戻してもひっくり返る。
そこで、ひっくり返ったときにはどうしたら良いのかを調べてみました。
コクワガタたちがひっくり返ったときにした対処方法
まず、ひっくり返る理由として、
- 体の重心
- 体の衰え
この2つがあるそうですが、今回の我が家のコクワガタたちは完全に殺虫成分による「体の衰え」が原因。
長時間仰向けになっていると体力を消耗し、寿命もより短くなってしまうそうなのです。
逆にいえば、ひっくり返るのを止めてあげられれば、体力も消耗せず寿命も短くならないということ。
そこで、色々調べて良さそうなひっくり返り防止策を取り入れました。
- 昆虫マットを乾燥させない
- つかまれる枝や葉っぱを入れる
昆虫マットを全部とり変えようかとも思ったのですが、もし卵を産んでいたら…と思い結果そのままに。
昆虫マットが乾燥していると歩きにくく、すぐにひっくり返ってしまうそうなので、頻繁に霧吹きで水を吹きかけマットを湿らせました。
枝は何本か入れていましたが、少し太めでつかまりにくいかなと思ったので、細い葉っぱ付きの枝を2本ほど投入。
この2つの対策で様子を見つつ、ひっくり返っていたら戻すようにしていました。
それでもひっくり返っては自力では戻れないを繰り返していたので、ひっくり返らないように枝の隙間に入れてみたり、重りとして土を体にかぶせてみたり、ということもしてみましたがダメでした。
そんなことを1週間弱くり返しましたが、あまり触らないほうがよいのでは?と思うようになり、最終的にはあまり触らないようにしていました。
コクワガタ奇跡の復活!
殺虫剤をかけてしまってから4日くらいが経ったある日。
ひっくり返っていたクワ子を戻し、数時間後また覗いてみると戻したはずのクワ子がいなくなっていました。
あれ?と思いマットの中を探してみると、なんとクワ子は自力で潜っていました。
数時間前までずっとマットの上でひっくり返っていたのに。
これには驚きました。
しかしもしかしたら土の中でダメになってしまうかもしれないと、定期的に掘り起こして様子を見てみることにしました。
その間もクワ夫はマットの上でひっくり返っています。
それからまた2日くらいが経ったある日。
今度はクワ夫が、ひっくり返っていない本来の体勢で枝につかまっていたのです。
顎を広げてこちらをめっちゃ威嚇していました。
マットの中のクワ子も元気そうです。
殺虫剤事件から1週間弱、我が家のコクワガタたちは奇跡の復活をとげたのです!
コクワガタたちが復活した理由を考察してみる
今回私がかけてしまった殺虫剤は、『アース おすだけノーマット』
トランスフルトリンはピレスロイド系の殺虫剤で「揮散性が比較的高く、殺虫効果も優れている」そうです。
即効性があり、微量でも害虫によく効くので、本来の蚊やハエを退治するという目的通りなら文句なしの効果を発揮してくれます。
確かに侵入してきた虫はすぐに退治できました。
哺乳類や鳥類などの恒温動物に対しては、体内に入っても速やかに分解され短時間で体内から出ていくそうなので、過剰に摂取しない限りは人体への影響はあまりありません。
ピレスロイドは虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治をします。
それをふまえて今回のコクワガタたちの様子を考えると、神経をやられて足がうまく動かせなくなってしまい、結果ひっくり返ってしまっていたのではないかと考えられます。
また奇跡の復活については、運が良かったに尽きるのではないかと。
- 同じ部屋だったとはいえ殺虫剤を使った箇所からプラケースまで少し距離があったこと。
- プラケのフタがきちんと閉めてあったこと。
- 玄関のドアが開いていたこと。
などのいくつかの要因から、致死量の殺虫剤をかぶらなくてすんだのではないかと考えました。
玄関のドアが閉まっていて、プラケースから近い場所で使用してしまっていたら、今回のの復活劇はなかったと思います。
コクワガタに殺虫剤をかけてしまったときの対策や対処方法とは!?まとめ
夏になると、子供がつかまえてきたカブトムシやクワガタなどを飼い始めるおうちも多いことでしょう。
それと同時に、蚊やハエ、Gなど家の中に侵入してくる虫も増えてきます。
害虫をすぐ退治したいばっかりにうっかり殺虫剤を使ってしまうと、今回の我が家のように大変なことになってしまいます。
私が言えた義理ではありませんが、ぜひ気を付けてあげてください。
我が家のコクワガタたちは、昨年(2018年)の夏に長男がつかまえてきて越冬をした強い個体の子たちだったので、今回の殺虫剤事件にも耐えられたのかもしれません。
なお、ひっくり返り防止用に入れた葉っぱ付きの細い枝(というより茎?)は、復活したクワ夫によってバラッバラに分解されてしまいました。
愛着のあるコクワガタたちなので、元気になって本当に良かったです!!
私ももう2度とこんなことをしないように気を付けます!
昆虫といえどかわいいペットなので、できるだけ長く一緒に過ごしたいですよね!