保護猫は懐かないって思われている方、結構いると思いますがこれは半分事実。
そして半分は事実ではない。
ようは、猫それぞれの性格によるのです。
我が家には3匹の保護猫が同居しておりますが、うち2匹はもはや飼い猫の中の飼い猫。
飼い猫オブザイヤー。(毎年受賞)
椅子に座ればすーぐ膝にのってくるし、ちょーっと撫でればすぐ喉がゴロゴロしちゃう。
足元でゴロンと腹を見せ、かわい子ぶりっ子もする。
お風呂やトイレので出待ちだってしちゃう。
警戒心などもはや捨て去った。
模範的な飼い猫。
もう一匹は、 人の顔を見れは「シャー」「カー」「うぅぅぅぅー」。
ケージからほとんど出てこないし、出てきたと思ったらソファーの下に隠れるか、ソファーや布団にマーキング。
何をすればこっちがダメージを受けるかわかってるのかしら。
我が家に来てから、かれこれ2年。
とても繊細で臆病で警戒心の強い子だったようです。
なので彼だけは、飼い猫というスタンスではなく同居猫というスタンスで距離を保って生活している。
ただご飯の時間だけは、警戒心も臆病さも繊細さもどこかへ置いてきてしまうようで(笑)
主張が一番激しい。
多頭飼育崩壊現場から保護された子なので、人間は嫌いでも猫は好き。
同居猫を呼んでは無視をされてしまうという現場をよく見かけます、悲しい( ノД`)
結論を言うと、2年たっても全然威嚇されるし、今後もされ続けると思う。
懐かない子は懐かない。
なんで懐かないんだろう?
接し方が悪いのかな?
と、悶々とした時期もあったけど、人見知りをする人間がいるように人が苦手な猫だっているわな、そんな結論に達した今日この頃。
我が家じゃなかったらもっと人に慣れていたのかなと思ったりもするけれど、結局はご縁。
懐かないし顔を見るたびに威嚇をされるけど、同居人の責任として不自由じゃない生活は提供してあげたい。
とはいえ、保護猫でも懐く子のほうが圧倒的に多いと思います。
けれど、我が家みたいに稀に懐かない子がいるのも事実。
万が一懐かなかった場合でも、ご縁があっておうちにやってきた子なので、同居猫とわりきって生活をしていく方がストレスを感じないかなと思います。
確かに懐く猫のほうが可愛い。
それはもう圧倒的に。
それが本音。
人間だもの。
それでも、威嚇されながらも可愛いなぁと思わせてしまうのが猫の恐ろしいところ。
懐かない猫でも、威嚇する猫でも、可愛いなぁと思う瞬間が確かにあるわけで。
少しでも可愛いなぁと思う瞬間があれば、それだけで同居はやっていけるのではないかなと思います。