この時期になると、自宅の庭や公園の草むらで「カナヘビ」をよく見かけるようになりますね。
カナヘビはヘビではなくトカゲの仲間。
よく2種類のトカゲを目にすると思うのですが、黒縞で尾が青光りしてるトカゲ(ニホントカゲ)ではなく、茶色でサイドに線が入っているほうです。
子供は喜んで捕まえてきますが、
- 野生のカナヘビって飼育できるの?
- エサはなにをあげれば良いの?
- 寿命はどれくらい?
などなど…。
親は悩んでしまいますよね。
ちなみに現在我が家にも「ニホンカナヘビ(しーちゃん)」と「ニホントカゲ(くーちゃん)」が1匹ずついます。
今回は、カナヘビの飼育方法やエサ、寿命、種類などをまとめてみました!
カナヘビの飼育方法は?
★カナヘビの飼育に必要なもの★
入れ物→昆虫用プラケースやガラス水槽など、蓋がしっかり閉まるもの。
床材→昆虫用マットや爬虫類用床材(粒が小さいもの)、庭の土など。
隠れ家になるもの→枝や葉っぱ、爬虫類用シェルターなど。
水入れ→深さがないもの。
我が家はこんな感じで、昆虫マットと枝、落ち葉を入れています↑
水飲みは陶器で、簡単にひっくり返らない物が良いです。
水は毎日変えてキレイな水が飲める状態にしてあげてください。
エサ入れはペットボトルの蓋です。
カナヘビは土に潜らないので、落ち着く場所として隠れ家は作ってあげてくださいね!
また、カナヘビは体を日光浴で十分にあたためてからエサを食べたり消化したりするので、日光浴が必要になります。
プラケースごと外に出して陽に当ててあげても良いですが、日光が当たり過ぎると暑くて死んでしまいますので、入れ物の上に板を置くなどして半分は日陰になるようにしてあげてください。
↑日光浴中のカナヘビ
日光浴が出来ない場合は、爬虫類用の紫外線ライトやバスキングライトを使うという手もあります。
昼行性なので、陽が落ちたらケージを静かな場所に置いてあげましょう。
カナヘビのエサって何?
カナヘビは、基本的に昆虫を食べています。
小さなクモやバッタなどの昆虫を捕まえてあげましょう。
ペットショップで売られているコオロギやミルワームでも大丈夫です。
エサの大きさは、カナヘビの頭の半分くらいの大きさを目安にすると良いそうです。
餌付けがうまくいけば、爬虫類用の人工飼料も食べてくれるようになるようですね。
我が家ではフトアゴヒゲトカゲ用の冷凍コオロギをあげているのですが、ピンセットでつまんだコオロギを顔の前でプラプラするとパクっと食いついてきますよ!
食いついてこない時はペットボトルの蓋に入れて置いておくのですが、気が付くとなくなっています。
生きた昆虫が苦手な人は、冷凍コオロギで挑戦してみても良いかもしれません。
↑カナヘビの大きさにもよりますが、2令じゃ少し小さすぎるかもしれません…。
あげる際は、生きているように動かしてあげてみてください!
また、夜になっても置いたエサがなくなっていないようであれば、その日のうちに撤去してください。
カナヘビの寿命は?どれくらい生きるの?
カナヘビの寿命は、約7年くらい。
4、5年の個体もいれば、9年生きる個体もいるそうです。
こればっかりは個体差と環境によるのかなと思います。
カナヘビの種類はどれくらいいるの?
カナヘビは、爬虫網有隣目カナヘビ科カナヘビ属に分類されており、さらにその中でも、コザネカナヘビ亜科とカナヘビ亜科に分かれています。
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、イギリス、インドネシア、スペイン、日本など、世界に幅広く生息しています。
現在日本に生息しているカナヘビは以下6種類。
- ニホンカナヘビ(北海道~宮古諸島)
- アオカナヘビ(沖縄島など)
- ミヤコカナヘビ(宮古諸島)
- サキシマカナヘビ(八重山諸島)
- アムールカナヘビ(対馬)
- コモチカナヘビ(北海道)
大きさはどれも20㎝前後。
本州ではニホンカナヘビしかみられません。
ニホンカナヘビは日本の固有体で、北は北海道、南は宮古列島まで幅広く分布しており、森林内よりも草地や生垣の植込みなど緑の多い宅地、雑草の生い茂る公園、空き地などでよく見られています。
しかし、ニホンカナヘビを始めどのカナヘビも絶滅の恐れがあるとして、レッドリスト入りしています。
まとめ
今回は、カナヘビの飼育方法やエサ、寿命、種類を調べてまとめました。
カナヘビかわいいので私も大好きなのですが、まさか絶滅の恐れがあったなんて…!!
我が家の庭ではよく姿を見かけるので夢にも思いませんでしたが、知ったからにはカナヘビを大事に守っていきたいですね!